手足口病で機嫌が悪いのはなぜ?原因と対処法を解説!
子どもが手足口病にかかると、普段より機嫌が悪くなりやすいと感じる親御さんは多いです。「なぜこんなに不機嫌なの?」「どうしたら少しでも楽になる?」と不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、手足口病で機嫌が悪くなる原因と、家庭でできる対処法をわかりやすく解説します。
手足口病で機嫌が悪くなる主な原因
手足口病は、高熱・発疹・口内炎などの症状が現れるウイルス感染症です。特に以下の理由で、子どもは強い不快感を感じやすくなります。
① 口の中が痛くて食べられない
👉 最も機嫌が悪くなる原因!
手足口病では、口の中や喉に水疱や潰瘍(びらん)ができるため、食べ物や飲み物がしみて痛みを感じます。
✅ 食事を嫌がる、泣く、怒る
✅ ヨダレが増える(痛くて飲み込めないため)
✅ 水分を取らなくなり、脱水症状が心配に…
👉 対処法
✔ 刺激の少ない食事にする(冷たいおかゆ、豆腐、ゼリー、ヨーグルトなど)
✔ 水分補給はスプーンやストローで少しずつ(スポーツドリンクや経口補水液もOK)
② 手足やお尻の発疹がかゆくて不快
手足口病の発疹は、かゆみや痛みを伴うことがあります。特におむつをしている子は、お尻の発疹がこすれて痛がることも!
✅ 体を頻繁にかく、泣く
✅ おむつ替えを嫌がる
✅ 寝つきが悪くなる
👉 対処法
✔ 爪を短く切って、ひっかき傷を防ぐ
✔ 冷たいタオルで軽く冷やすとかゆみが和らぐ
✔ お風呂はシャワーでやさしく流す(ゴシゴシ洗わない!)
③ 発熱や倦怠感でぐずる
発症初期には 38~39度の発熱 が見られることが多く、体がだるくて不機嫌になります。
✅ ぐずる、抱っこをせがむ
✅ 寝てもすぐ起きる
✅ 食欲が落ちる
👉 対処法
✔ 発熱時は無理に食べさせず、水分補給を優先
✔ 涼しい部屋で安静にさせる(クーラーや扇風機を活用)
✔ 熱が高くてつらそうなら解熱剤(小児用のカロナールなど)を使用(※医師の指示のもと)
機嫌が悪いときのNG行動
機嫌が悪い子どもを見ると、ついイライラしてしまうこともありますが、以下の行動は避けましょう。
🚫 「ちゃんと食べなさい!」と無理に食べさせる
→ 口内炎が痛くて食べられないため、さらにストレスに。
🚫 無理に薬を飲ませる
→ 喉が痛いと薬を嫌がることも。飲ませ方を工夫(ジュースに混ぜるなど)
🚫 暑いからといってお風呂でしっかり洗う
→ 発疹がこすれると、かゆみや痛みが悪化。シャワーで優しく流す程度に。
こんなときは病院へ!
✅ 水分が取れず、半日以上おしっこが出ていない(脱水のサイン)
✅ 高熱が3日以上続く
✅ ぐったりしていて、意識がぼんやりしている
✅ 発疹がジュクジュクして化膿している
まとめ|手足口病で機嫌が悪いときのポイント
✅ 口内炎が痛くて食事を嫌がる → 冷たくて柔らかいものをあげる
✅ 発疹がかゆい・痛い → 爪を切り、冷やすと楽になる
✅ 熱や倦怠感でぐずる → 水分補給を優先し、無理に食べさせない
✅ 無理に食べさせたり、発疹をこすらないよう注意
✅ 水分が取れない・高熱が続くときは病院へ!
子どもが機嫌よく過ごせるよう、できるだけ快適な環境を整えてあげましょう。症状が落ち着くまで無理をせず、親も一緒に休息をとることが大切です!