手足口病にステロイドは使っても大丈夫?効果や注意点を解説


手足口病は、特に子どもを中心に流行するウイルス感染症で、発熱や口内炎、手足の発疹が特徴です。しかし、「かゆみや炎症がひどい場合、ステロイドを使ってもいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、手足口病の治療におけるステロイドの使用の是非や、正しい対処法について詳しく解説します!


1. 手足口病とは?

手足口病は**エンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エンテロウイルス71型など)**によるウイルス感染症です。

主な症状

  • 発熱(37~39℃程度)
  • 口の中や喉の痛み(口内炎ができることも)
  • 手足・お尻の発疹(赤いブツブツや水ぶくれ状)
  • かゆみや痛みを伴うことがある

通常、1週間ほどで自然に治る病気ですが、重症化するケースもあるため注意が必要です。


2. 手足口病にステロイドは使っていいの?

結論から言うと、手足口病にステロイドは基本的に使用しません。

ステロイドが推奨されない理由

ウイルス性の感染症には効果がない
手足口病はウイルス感染症のため、ステロイドではウイルスの増殖を抑えることはできません。

免疫力を低下させるリスクがある
ステロイドには炎症を抑える効果がありますが、同時に免疫を抑制する作用もあります。そのため、ウイルス感染症でステロイドを使用すると、かえって病状が悪化する可能性があります。

手足口病の発疹は自然に治る
手足口病の発疹は通常1週間ほどで消えていくため、無理に薬を使わなくても回復することがほとんどです。


3. 例外的にステロイドが使われるケース

一部のケースでは、医師の判断でステロイドが処方されることがあります。

発疹のかゆみが強く、日常生活に支障が出る場合
アトピー性皮膚炎があり、二次感染のリスクが高い場合
特定の合併症(脳炎や髄膜炎など)の治療で必要と判断された場合

しかし、自己判断で市販のステロイド軟膏を使用するのは避けましょう!


4. 手足口病の正しい対処法

手足口病に対する治療は、症状を和らげる「対症療法」が基本です。

① かゆみがひどい場合の対処法

  • 冷やす(氷や冷たいタオルを使う) → かゆみを抑える効果があります
  • 抗ヒスタミン薬(かゆみ止め)の服用 → 医師に相談しましょう

② 口内炎が痛い場合の対処法

  • 刺激の少ない食べ物を選ぶ(おかゆ、スープ、ゼリーなど)
  • 塩分や酸味の強いもの(柑橘類・ジュース)は避ける
  • うがいをする(塩水や市販のうがい薬を使用)

③ 熱があるときの対処法

  • こまめな水分補給をする(経口補水液やスポーツドリンク)
  • 高熱(38.5℃以上)が続く場合は解熱剤を使用する(医師の指示を仰ぐ)

5. まとめ:ステロイドは基本NG!適切なケアをしよう

手足口病はウイルス感染症なので、基本的にステロイドは使用しない。
免疫を抑える作用があるため、病気を悪化させる可能性がある。
かゆみが強い場合は冷やしたり、医師に抗ヒスタミン薬を相談するのがよい。
発疹や口内炎は自然に治るため、無理に薬を使う必要はない。

手足口病は正しいケアをすれば1週間程度で回復することがほとんどです。焦らず、適切な対処を心がけましょう!

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