手足口病は再発する?原因や対策を徹底解説!
手足口病は子どもを中心に流行するウイルス感染症ですが、「一度かかったのにまた発症した…」というケースもあります。実は、手足口病は再発する可能性があるのです。
本記事では、手足口病の再発の原因や予防法、対処法について詳しく解説します!
1. 手足口病とは?基本的な特徴
手足口病は**エンテロウイルス(コクサッキーウイルスやエンテロウイルス71型など)**が原因で発症する感染症です。
✔ 主な症状
- 口の中、手のひら、足の裏に水疱(みずぶくれ)ができる
- 発熱(37〜39℃程度)
- 口内炎の痛みで食欲不振
- まれに髄膜炎や脳炎を引き起こすことも
✔ 感染経路
- 飛沫感染(くしゃみ・咳)
- 接触感染(ドアノブ、おもちゃなどを介して)
- 糞口感染(便に含まれるウイルスが手を介して口に入る)
手足口病は特に子どもがかかりやすいですが、大人にも感染することがあります。
2. 手足口病は再発する?その理由とは
手足口病は一度かかっても再発する可能性がある病気です。主な理由は次の3つです。
① 原因となるウイルスが複数ある
手足口病を引き起こすウイルスには、コクサッキーウイルスA6型・A16型、エンテロウイルス71型などがあります。
✅ 例えば…
- 最初はコクサッキーウイルスA16型で感染
- 次にエンテロウイルス71型に感染
このように異なるウイルスに感染すると、何度でも手足口病を発症する可能性があります。
② 免疫が一生続かない
手足口病にかかると、一度感染したウイルスに対する免疫はできますが、長期間続くわけではありません。時間が経つと免疫が低下し、同じ型のウイルスに再感染する可能性もあります。
③ 免疫力の低下
- 疲れやストレスがたまる
- 風邪を引いている
- 体調が悪い
このような免疫力の低下があると、再発しやすくなります。
3. 手足口病が再発したときの対処法
再発した場合も、基本的には自然治癒を待つしかありません。ただし、症状がつらい場合は次のように対処しましょう。
① 水分補給をしっかり行う
発熱や口内炎で水分不足になりやすいため、こまめに水分を摂ることが大切です。
✅ おすすめの飲み物
- 常温の水やお茶
- 経口補水液(OS-1など)
- スポーツドリンク(薄めると◎)
※ 柑橘系のジュースや炭酸飲料は口内炎にしみるため避けるのがベター。
② 口内炎対策をする
手足口病の口内炎は痛みが強く、食事がしづらくなることも。
✅ 食べやすいもの
- 冷たいゼリーやプリン
- 柔らかいおかゆ
- ヨーグルト
✅ 避けたほうがいいもの
- 辛いものや酸味の強いもの(カレー、レモン、酢の物など)
- 固いもの(せんべい、ナッツ類など)
③ かゆみ対策をする
手や足にできる水疱がかゆくなることもあります。かきむしると細菌感染を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
✅ かゆみを抑える方法
- 冷やしたタオルを当てる
- かゆみ止めの軟膏を使う(医師の指示を仰ぐ)
4. 手足口病の再発を防ぐ予防法
手足口病の明確なワクチンや特効薬はありませんが、日頃の予防対策が再発リスクを下げるカギとなります。
① こまめな手洗いを徹底する
手足口病のウイルスは手や口を介して感染します。
✅ 効果的な手洗いのタイミング
- 外出先から帰宅したとき
- 食事の前後
- トイレの後
- オムツ交換の後(保護者も要注意)
※ アルコール消毒だけでは不十分なので、石けんと水でしっかり洗いましょう。
② タオルや食器の共有を避ける
手足口病は接触感染もするため、家族内での感染予防が重要です。
✅ 対策ポイント
- タオルや食器を共有しない
- おもちゃやドアノブを消毒する
- 子ども同士でのスキンシップを注意する
③ 体調管理をしっかりする
免疫力が低下すると感染しやすくなるため、普段から健康的な生活を心がけることが大切です。
✅ 免疫力アップのポイント
- バランスの良い食事を摂る
- 十分な睡眠をとる
- 適度な運動をする
5. まとめ:手足口病は再発することも!予防と対策が重要
✔ 手足口病は異なるウイルスが原因となるため、何度でも再発する可能性がある。
✔ 免疫は長く続かないため、体調が悪いと再発しやすい。
✔ 再発時は水分補給・口内炎ケア・かゆみ対策が重要。
✔ 手洗い・消毒・タオルの共有を避けることで予防ができる。
手足口病は子どもに多い病気ですが、大人も感染することがあるため、家族全員でしっかり予防を心がけましょう!