手足口病で目の周りに発疹が出る原因と対処法!重症化のサインは?
手足口病といえば、手のひら・足の裏・口の中に発疹ができるのが一般的ですが、まれに目の周りにも発疹が出ることがあります。
「なぜ手足口病で目の周りに発疹が出るの?」
「目の周りにできる発疹は普通の手足口病と違う?」
と不安になる方も多いでしょう。この記事では、手足口病で目の周りに発疹が出る原因や対処法、重症化のサインについて詳しく解説します。
手足口病で目の周りに発疹が出る原因とは?
手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによって引き起こされる感染症で、通常は手・足・口に発疹が出るのが特徴です。しかし、次のような理由で目の周りにも発疹が現れることがあります。
1. 体質による発疹の広がり
個人差がありますが、一部の人は手足口病の発疹が顔全体や体の広範囲に広がることがあります。 その影響で、目の周りにも水疱ができることがあるのです。
2. 免疫反応による影響
手足口病のウイルスに感染すると、体がウイルスと戦うために免疫反応を起こし、発疹が広がることがあります。 その結果、通常の部位以外にも発疹が出ることがあります。
3. 目をこすったことによるウイルス感染
手足口病は接触感染しやすい病気です。手に付いたウイルスが目に触れることで、目の周りに発疹ができることがあります。
手足口病で目の周りに発疹が出たときの対処法
目の周りの皮膚は非常に薄くてデリケートなため、発疹が出た場合は慎重にケアすることが大切です。
1. 目をこすらないよう注意する
発疹がかゆくても目をこすらないようにしましょう。 目をこすると、ウイルスが目の粘膜に入り、結膜炎(ウイルス性結膜炎)を引き起こすリスクがあります。
2. 目の周りを清潔に保つ
✔ 顔をやさしく洗い、ぬるま湯で清潔にする
✔ タオルは清潔なものを使用し、共有しない
✔ 手洗いをこまめに行う(ウイルスの拡散を防ぐため)
3. 目の中に異常がある場合は眼科を受診する
もし以下のような症状がある場合は、すぐに眼科を受診しましょう。
🚨 目の充血がひどい
🚨 目ヤニや涙が止まらない
🚨 目が痛い、視界がぼやける
これらの症状がある場合、手足口病の影響でウイルス性結膜炎を起こしている可能性があります。
手足口病で目の周りに発疹が出たときの注意点
✔ 発疹が化膿しないようにする
目の周りの皮膚は傷つきやすいため、発疹を無理につぶさないように注意しましょう。もし発疹が潰れてしまった場合は、清潔なガーゼなどで保護すると良いでしょう。
✔ 二次感染を防ぐために爪を短くする
かゆみがあると無意識に目をこすってしまうことがあります。爪を短く切り、細菌感染を防ぐことが大切です。
✔ 高熱が続く場合は医師に相談する
手足口病は基本的に自然治癒する病気ですが、次のような症状がある場合は早めに医師に相談しましょう。
🚨 発熱が3日以上続く
🚨 発疹がどんどん増えている
🚨 目の腫れがひどく、痛みを伴う
手足口病で目の周りに発疹が出たときのまとめ
✅ 目の周りに発疹が出るのは、ウイルス感染や免疫反応の影響が原因
✅ 目をこすらないように注意し、手洗いを徹底する
✅ 目の充血や目ヤニがひどい場合は眼科を受診する
✅ 発疹を清潔に保ち、化膿しないようにケアする
手足口病による目の周りの発疹は、通常1週間ほどで自然に治ります。ただし、目の中に炎症が起きると重症化することがあるため、注意深く観察し、異常を感じたら早めに受診しましょう。
少しでも症状を楽にするために、正しいケアを心がけましょう!