手足口病で水疱が潰れたらどうする？適切な対処法を解説

手足口病は子どもを中心に流行する感染症で、手や足、口の中に水疱ができるのが特徴です。この水疱が潰れてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか？本記事では、手足口病の水疱が潰れた際の適切な処置や注意点を詳しく解説します。

手足口病の水疱が潰れる原因とは？

手足口病の水疱は、ウイルスによって皮膚の表面に炎症が起きることでできます。以下のような理由で水疱が潰れることがあります。

• 衣服や靴との摩擦：水疱が足や手にできるため、動いているうちにこすれて破れることがあります。
• かきむしり：かゆみが出ることがあり、無意識に掻いてしまい水疱が潰れることがあります。
• 日常生活での刺激：食事やおもちゃなどに触れることで刺激を受け、水疱が破れることがあります。

水疱が潰れたらどうする？

1. 患部を清潔にする

水疱が潰れた部分は感染リスクが高まるため、まずは清潔を保つことが重要です。

• 石鹸とぬるま湯で優しく洗う
• 消毒は必要なし（過度な消毒は逆に皮膚を刺激することがあるため注意）

2. ガーゼや絆創膏で保護

潰れた部分を覆うことで、細菌感染を防ぐことができます。

• 通気性の良いガーゼを軽くのせる
• 絆創膏を使う場合は頻繁に交換する

3. かきむしらないようにする

かゆみがあると無意識に掻いてしまいがちですが、傷口の悪化や感染を防ぐため、かかないように工夫しましょう。

• 爪を短く切る
• 手袋をする（特に就寝時）
• 患部を冷やすことでかゆみを和らげる

4. 感染拡大を防ぐために手洗いを徹底

手足口病はウイルス感染症であり、水疱の中にはウイルスが含まれています。他の人への感染を防ぐためにも、こまめに手洗いをしましょう。

• 石鹸を使ってしっかり手を洗う
• タオルの共有を避ける

いつ病院へ行くべき？

通常、手足口病は自然に治る病気ですが、以下の症状がある場合は医師の診察を受けましょう。

• 高熱が続く（3日以上）
• 水分が取れず脱水症状がある（口の中の水疱が痛くて飲食できない）
• 水疱の周りが赤く腫れて膿が出る（細菌感染の可能性）
• 子どもがぐったりしている、意識がぼんやりしている

まとめ

手足口病の水疱が潰れた場合、まずは清潔に保ち、適切に保護することが大切です。また、かきむしらないように工夫し、感染を広げないために手洗いを徹底しましょう。重症化の兆候がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。